第八十一章  ベスパのシート自作



タイトルを見て、シートまで自作しちゃうの?!と思われた方。

本物のシートの事ではではありません。

ちょっと前に落札したベスパの置物。新品未開封とのことで落札しました。商品が到着して箱を開けてみると、なんとシートが欠品。ショック!

  

Eric Soというデザイナーが
デザインしたベスパの置物。

落札価格1,800円。塩ビ製です。

Googleで検索したらヒットしました。
定価は49.99ドルらしい。
このままでは飾る気にならないので、シートを自作することにします。材料はエポキシ系の混ぜて使うパテかなんかで最初は考えてたんですが、今は夏休み(この作業をしたのはお盆休み)って事もあり、工作で使うようなものをチョイス。

  

紙粘土とカラーパレット。
小学生の工作レベルです。

合わせて約300円で購入。
紙粘土触るのなんて何年振りでしょうか。恐らく小学生以来だと思います。

作り方はいたって簡単。こねて形を作っていくだけ。約5分で大体の形が出来ました。

  

まだシートのベルトはつけてません。

乾燥後どれくらい痩せるのか
分からないのと、あとでヤスリで
削るつもりなので少し大きめに
作っておきました。
久々に触って気づきましたが、水つけて表面を柔らかくして成形していくとはご覧のような有様。

  

 粉だらけ・・・撮影は妻。

 それから妻のコメント。

「楽しそうだねぇ。子供みたいだね」

 子供がいれば良い情操教育になった
 ことでしょう。
ここで初めて紙粘土の袋に書いてある乾燥時間を見ると・・・なんと3日!

もし子供だったら、この「3日」という待ち時間でこの作品の存在を忘れ、他のことに興味が移ってしまうんではないでしょうか・・・。

しかし私は大人です。忍耐強く待ちます。それと材料の紙粘土が山のように余っているので、ついでに他のタイプのシートも数種類作ってみました。そして3日後、ヤスリがけして塗装が終った作品がこちら。

   

ノーマルシートバージョン。

パッケージデザインのシートより
だいぶ厚めになりました。

このほうがバランスが取れている
ような気がしたので。

尚、シートのベルトは本皮。

写真にカーソルを合わせると
リアビューがご覧になれます。
そして一緒に作っていた他のシート。

  

シングルシートバージョン。

こだわりは旧車っぽくシート下の
スプリングを付けたことです(笑。

タンクの蓋もちゃんと作りました。

作っている時はしょぼいと思いまし
たが、出来てみるとなかなか良い。

  

カフェレーサーバージョン。

本当はピカピカのグラスファイ
バー風にしたかったのですが、
面倒なのでつや消しのまま。

好みの分かれるところですね。



そして「シート」といえばお約束?!



   

三段シートバージョン!(笑。
しかもカラーはホワイト。

こんな暴走族がいたら私も憧れて
入っていたでしょう(嘘。

写真にカーソルを合わせると迫力の
リアビューがご覧になれます。

是非ご覧下さい。
三段シートといいながら二段しかないんですが、そんなことはどうでもいいんです。なかなかの出来だと思います。しかしベスパってこんな変なものくっつけてもキュートなんですね。

どんなくだらないことでもマジメに取り組む私としては、夏期休暇中のちょっとした時間を楽しむ事ができました。

ベスパ(本物)とは何の関係もないやん!と、お怒りの方はいないと思うんですが、これもベスパ(関連の)奮闘記ってことでお許しを。次章からはまた本物のベスパの話題に触れていきます。

 

 

  


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