第十章 キャブ不調?
外観のカスタムもひとまず終り、快調に慣らし運転を終え、いよいよほぼ全開走行にチャレンジです。
全開走行といっても、最高60キロくらいで走行するだけです。
しかしここでトラブルです。大通りで調子に乗り、各ギアでかなり引っぱってシフトを繋いだところ、エンジンが息継ぎするのです。ガソリンがエンジンにうまく回っていない感じです。
自宅に帰り、すぐにネットで検索です。調べたところ、メインジェットが小さいのではないか?という結論が出ました。それからはキャブレターの構造のお勉強です。(お勉強内容は長いので割愛します)
プラグのやけ具合を確認したところ、うすーいキツネ色。整備してもらったショップに聞いたところ「チャンバーが入っていた(元から付いていたFACOスポ−ツマフラー)ので、メインジェットを一回り大きくし、#76にしたとの事、もしかしたらメインジェットが小さいかもしれない」と言われました。
ガスが薄いとエンジンが焼付く可能性があります。これは危険です。
大通りで後輪ロックしたら大事故です。メインジェットの調達が急務です。
某有名ベスパショップでの購入も考えましたが、やはりここはヤフオクです。念のため小さいジェットから#74・78・80・82をまとめて落札しました。数日後商品が到着し、さっそくメインジェットの交換です。
落札したメインジェット
一個480円也
交換にあたり、ネット上でさまざまな人から意見をいただき「まずは大き目のものをつけて、カブるようだったらそこから番手を下げていき、カブらなくなった番手がベスト」ということから、#82を取り付けました。
キャブレター底面の丸いカバーを外して撮影
すると言われたとおり、少しカブリ気味のような気が。#80に交換したところ、そこそこ調子がよいようなので、これでしばらく様子を見ることにしました。
したものです。
フロート(薄茶色のプラスチックの輪)の中心部に
ある金色の部品がメインジェットです。
フロートの左上に見える、突起の先端にあるのは
スタータージェット。
フロート右のキャブの刻印の奥に見える金色の
部品がスロージェットです。
50Sのデロルト16mmキャブにはこの三つの
ジェットが付いています。
メインジェットの交換時の注意ですが、大きい番手から試すのは、ガソリンが薄くなることによるエンジンの焼付きを避けるためだそうです。
また交換にあたり、ガソリンホースを外す必要があるのですが、ホースとキャブレターが針金を縛ったもので固定されていることが多いです。これは脱着が非常に不便で、時に針金が折れたり、緩んだりしてホースが外れてガソリン駄々漏れなんてこともあります。
バイクショップに行けばクリップタイプのストッパーが売っているので、それに交換することをお勧めします。外径12mmのものならOKです。私は金物屋で9mm〜15mmまで対応できる、ねじ込み式のものを300円くらいで購入しました。
それからデロルト用のメインジェットですが、何もベスパ専門店でなくても手に入れられます。都内であれば、大型バイクパーツ店NA●Sで一個540円(税込)で購入できます。
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