第百十一章  WJチャンバーに!




ジャネーリのチャンバー脱落で交換したSITOのチャンバー。音は静かになったんですが、いかんせん高回転が回らない。というか回転上がるのに時間がかかる。

キャブのセッティングはある程度出たと思うんですが・・・。

高校の時に乗ってたバイクでチャンバー交換したものの、たた換えただけですから低速がダメダメでのように遅くなってしまった。この経験がトラウマになり、どうもメカチューンに走りがちでした。

しかし「2ストエンジンの性能はチャンバーに左右される」というのは、はっきり認識できた。というわけでいよいよ交換することに。

様々なチャンバーが候補に上がったんですが、実績のある国産チャンバーに。

そう、あの「ウインドジャマーズ」です。

  

大枚持って「株式会社ベスパ」で
お買い上げ。

ET3用か50S用かさんざん悩んだ
あげく、スタイリング的に好みな
50S用を購入。

うーん、見るからにやってくれそうです。パイプ長が今まで付けていたものより長く、一見重そうでしたが持ってみると今まで付けたチャンバーより明らかに軽い。

とぐろを巻くように美しく曲げられた金属管はまるで管楽器のよう。どんな音を奏でてくれるのでしょうか。性能を追い求めた結果としての、美しいフォルムにはうっとりしますな。

ずっと抱いて寝ていたいのですが、さっさと取り付けることに。

  

まずはSITOでつけていたステーを
外し、シルバーのアルミ製アングルを
取り付けます。

これつける為にリヤタイヤ外しました。タイヤの空気抜けばなんとかステーのボルト外せそうですが、私はいつもタイヤ外しちゃいます。

  

シリンダー部分に残ってる
液体ガスケットを取り除く。

排気漏れを防ぐためです。

それにしてもだいぶシリンダー
錆びてきてますね・・・。

  

そして仮組み。

購入時に聞いた話では、元々50S用のため小加工が必要と言われましたが、パイプの継ぎ目とステーの取り付け位置を少しずらすだけで取り付けられそうです。ポン付けと言えると思います。

  

仮組みした時パイプの継ぎ目に
マーキングしておきました。

本組みの時の目印。

  

ジョイント部が漏れやすそうな
構造なので、液体ガスケットを
塗って、排気漏れを防止。

  

サイレンサー部分の継ぎ目にも
同様に液体ガスケットを塗る。

  

付属のガスケットを挟んで
慎重に取り付け。

あとは排気漏れを起こさないよう慎重に組んで完了。この手のチャンバーはいくつか取り付けましたが、力を加えて無理することなく、素直に付いてくれました。国産あっぱれ!

  

取り付け完了!

下から覗かないとサイレンサー
は見えません。

OH!COOL!

とりあえずパイロットとメインジェットの番手を上げて試走。セッティングは出てませんが、高回転域での伸びはSITOとは明らかに違います。抜けのよさから回転の上がる時間が早い=加速が良い。

セッティングをしていくと、スタートから鋭い加速を見せますが、プラグ見る限り真っ白で高回転域では薄すぎのようです。最高速も伸びません。

中低速を殺さず、ある程度高回転域でも安心して巡航できるようにしたいんですが、これはまたいろいろ試してみるしかなさそうです。

心配していた音量(音質)ですが、アイドリングでは低音が響くものの、回し始めると「カンカン」とかなり高音が耳につきます。明らかにSITOよりはうるさいです。ジャネーリと比べると若干静か?。

音の傾向としては2ストのモトクロッサーのような音ですかね。

ジャネーリがなかなか良い音してたんですが、音まで選ぶのは贅沢なのか・・・。


 

  


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