第五十九章  バイクカバー



 

雨やホコリから車体を守ってくれる重要なアイテム。バイクカバーを買い換えました。

これまでは百円均一で買った"自転車カバー"を二枚重ねで使ってたんですが、これは素材が薄すぎてすぐ破ける。マフラーの熱で溶ける。洗濯ばさみで留めても風ですぐ飛ばされる。等いろいろと問題がありました。

今回は知り合いのいるバイクショップで1,900円で購入。これはテフロン加工されていて耐熱性もそこそこあり、カバーの前後にゴムが付いていて、
おまけに車体の下にくぐらせてカバーを固定するストラップまで付いています。

百均バイクカバーの問題点が全てクリヤーされています!

   

購入したバイクカバー。

裏には大きく定価5,000円!!
と書かれてます。

「そんな高いわけないだろ!」

と突っ込みを入れたくなります。

と、これだけではたいした話題ではないんですが、購入する際知り合いとバイクカバーの善し悪しについての話題になりました。

それは「盗難・いたずら対策としてバイクカバーは有効か否か?」という事についてです。

私はこれまでバイクカバーは盗難・いたずら対策としては有効と考えていました。しかし彼が言うには、それは必ずしも有効とはいえないと言うのです。

現在バイクを盗難する輩には、"海外窃盗団"(原付〜大型まで何でも盗難し、本国に船で運んで現地で販売する)、"国内窃盗団"(盗難したバイクをそのまま乗ることは少なく、パーツで個別販売などをする)、"ガキんちょ"(主に原付スクーター〜大型スクーター。でも何でも盗む)がいて、この輩たちは事前にターゲットを調査して用意周到に盗んでいくそうです。

この他に厄介なのが"愉快犯"。ストレスのはけ口として車体に傷を付けたり、パーツを破壊したり、乗る気もないのに盗んで一晩乗って捨ててしまうタイプ。実はこれが一番厄介です。

そもそもベスパというバイクは"海外or国内窃盗団"や"ガキんちょ"に狙われる人気車種ではないと思われます。バイクカバーが無効かもしれないのは"愉快犯"。道をぶらぶらしていて目にとまったバイクがターゲット。

このときバイクカバーを使用していることによって「きれいにして大事に乗っているバイク→なら傷つけてしまえ!」という構図に至る可能性もあるというのです。

では愉快犯の犯行を未然に防ぐにはどうするか。それは道から死角になる場所に駐車する。ただしこれも発見されてしまったら落着いて盗難・破壊活動をされてしまうんですが、とりあえずは最も有効な手段です。しかし残念ながら私の駐車スペースは道から10歩のところで死角になるスペースもありません。ではどうやって目立たなくさせるか。彼といろいろ話しました。

方法その1「バイクカバーを保護色にして風景と同化させる」カメレオン効果ですね・・・

方法その2「このバイクはボロです。とカバーに大きく書いておく」逆に目立っちゃいます・・・


ふざけているように見えますが、彼は盗難1回(未遂は2回)いたずら3回。私も盗難1回、いたずら1回なのでいたってマジメです。

色々話し合った結果、まぁ手っ取り早くて手間もかけずに済むのは、新品ピカピカのバイクカバーではなく、汚れた感じにしておくことだという結論に達しました。盗難・いたずら対策グッツはいろいろと販売されているので、折を見て購入するかもしれません。

当サイトの別室で「マンションで安全にベスパを飼う会」の専用BBSがあります。自慢の防犯対策などあれば書き込みお願いします。


 

  


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