ふぇんだーらいと(1947-1955)
初代ベスパである98と125がそれに当たる。
- その名の通り、前フェンダー上にヘッドライトを装備する。
- バーハンドルで、ハンドルバーに刺された別体コントロールグリップを用いてスロットル操作と変速操作を行う。
- 「ローマの休日」に使用されたモデルはこのシリーズの125である。
- 特殊なレーサーを除き、全て3速モデルである。
- 全てピストンバルブ吸入方式なので、エンジンオイルの混合比は20:1である。
- 右サイドカバー部のフレームには、シリンダーの逃げ(えぐり)がある。
- 全てタイヤは8インチで、ホイールは4本ラグボルト留めディスクホイールである。
- ラージボディの始祖であり、150GSや125U、スワンネック(初期型150STD)はこのモデルから生まれた。
- スピードメーターはオプションのため、通常はハンドルバー上に何もない。
- なので、ハンドルバー上に女性を乗せてしまうという芸当もこのモデルならでは(危険なので真似は自己責任で)。
- シリンダーの逃げ(フレームのえぐり)がないフェンダーライト車は、150STD以降の丸いサイドカバーを持ったラージボディをベースとして、東南アジアなどで改造されたモデルである。