いちじげんそく
- クランク軸左側の小歯車とクラスターギヤ軸上のクラッチハウジングと一体になっている大歯車とで構成される減速機構。
- ベスパはここ以外で恒久的に減速する部分が無いため、「チェーン駆動のスプロケットと同じ役割」と扱われる。
- この歯車を変更し減速比を変更することで、回転数−速度の関係が変更できる。
- 75cc以上のボアアップなどで強烈にパワーアップした際には、この変更は必須となる。
- 交換にはクランクケースを割る必要があり、ある程度の知識と技術が必要。
- 50Sのボアアップの際、お手軽に減速比が変えられる「ピナスコ一次減速ギア」というものがある。これは小さいほうの歯車(14枚)を16枚に変更するパーツで、クランクを割らずに交換が可能。
- 50S純正および社外品の一部に、直歯車(スパーギヤ)を用いたギヤセットがあるが、噛合い音が大きい。