しーでぃーあい
- 容量放電点火方式「Capacitor Discharge Ignition」=コンデンサー放電式点火法の略。
- 1次電圧を増幅させる方式の一つで、わずかな発電(磁束変化)変化を以って点火信号とすることが出来るので、マグネットセンサー(ピックアップ)による無接点化が可能となった。
- 二輪車や汎用エンジンに使われる「CDI」は、実際は発電コイルを使って1次電圧を上昇させるので、CDIマグネトーともいわれる。
- 点火の原理:
- 発電コイルによりCDI回路に実装されている大容量コンデンサに電気が貯められている。
- 点火時期がくると、ピックアップが一瞬発電し、それがCDI回路内のサイリスタに送られる。
- サイリスタはピックアップからの信号をトリガー(引き金)とし、コンデンサを開放させる。
- コンデンサから開放された電気は電磁誘導の原理によって500〜750ボルトとなっており、それがHTコイルに流れる。
- HTコイルはトランスなので、電圧を増幅(約100倍)させる代わりに電流を減らし(増幅の反作用とロス分)、それが点火電流となる。
- VESPA初のCDI車はRALLY200(FEMSATRONIC)。1976年から、DUCATI ELECTORONIC製に変わります。DUCATIとは、あのドカティのことで、同年代の350/450DESMOには、VESPAと同じCDIが使用されてます。・・・元もと、DUCATIは電装のメーカー(ラジオとか)。