第五章 ストールしまくり
ショップから自宅に向かう途中、片側3車線の大通りを通る必要があり、そこには数ヶ所、立体交差があります。そこでトラブルは発生しました。
立体交差を下り、上りに差し掛かったところで、ガソリン切れのような感触が・・・・
ブロロロロ・・・・。
見事にエンジンは止まりました。しかも逃げ場のない立体交差です。後続車に注意し、できるだけ端によって停車し、タンクをチェックしました。しかしガソリンはたっぷり入っています。
コックを調べましたがしっかりONです。立体交差の途中という状況で冷静ではいられません。ところがしばらくたって車体を揺さぶりキックするとあっけなくエンジンがかかりました。
それからはそこそこ快調に走ってくれました。しかしその後、三ヶ所あった立体交差では、迷うことなく側道をチョイスしたのは言うまでもありません。
自宅まで500mのところで、こんどは走行中アクセルを戻すとストールしそうになります。通常エンジンブレーキ時にマフラーからの排気音はありませんが、その後パンパンと音を立てるはずです。それが全くなくなり、排気音がないままエンジンが止まりそうになります。
だましだまし走っていましたが、ついにエンジンストップ。何度かキックを試みますが、キックがスカスカ。
クラッチが滑っているようです。新品に交換したばかりなのになぜ?という疑問がありましたが、押しかけでもダメで、その夜エンジンが息を吹き返すことはなく、仕方なく家まで押して帰りました。
翌日、仕事で打合せがあり、どうしてもベスパで行きたくて、エンジンをかけようとしますが、何をやってもかかりません。プラグなども一通り確認しましたが、チョークの引きすぎでカブるだけでした。結局、バイクで打合せには行けず、12月だというのに汗だくの体で電車で1時間遅れで打合せに行きました。
その夜、速攻でショップに連絡し状況を説明しましたが、はっきりした答えは出ず、引き取って調べてみるということでした。
修理に10日待って、やっと手元に戻ったのに、1日でまた再入院です。
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