第百十五章 ミッションオイル交換
このところギアの入りが悪くなってきた気がする。
ズボラなので何キロ走行した計測してませんが、前回交換(エンジンばらして)から少なくとも2000キロ以上は走行していると思うので、交換してみることに。
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まずはドレンボルトを抜いて |
細かい写真は撮ってないんですが、ケースの底を覗くと「OLIO」って頭に刻印の打たれたボルトがあります。それをスパナで回せばボルトがはずれ、オイルが抜けます。先に受け皿を用意のこと。
いつもだったらオイル抜いたあと新しいオイル入れて終了なんですが、今回はいつもより念入りに「フラッシング」してみることに。
フラッシングとは、エンジン内部に付着した汚れやスラッジを洗浄すること。本来は「フラッシング用オイル」というのが売ってますが、そこまで本気ではないので余ってた安物のミッションオイルを使用。
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フラッシングのオイル注入中。 |
オイル注入後、5分くらいアイドリング。これでは気が済まないので、1キロほど走行してきた。
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フラッシングしたオイルを |
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で実際使うオイルを入れます。 |
最初にこれ買った時は「どうやって蓋開けんねん!」と軽くパニック。ボトルの口が大きいので、注入容器に入れ替える時は「じょうご」が必要。
ちなみにオイルに書いてある「SAE
10W−30」の意味は、オイルの粘度表示。
「SAE」とはSociety
of American Automotive Engineers(
アメリカ自動車技術者協会)の略で、ここが定めた指数であることを示します。って、ちょっと調べて書いただけですけど(笑。
「10W−30」は「低温粘度指数−高温粘度指数」を示します。
数字が上がると粘度が上がるので、ギヤボックス内での抵抗も増えます。ベスパの場合、比較的小型のエンジンなのでショップなどで買う場合「SAE
10W-40」あたりをよく薦められます。
私がこのオイル使っているのに、特に大きなこだわりはありません。安くて性能もそこそこな感じ?がするからです。
あとここでちょっと豆知識。「高級オイルと安いオイルの見分け方」
オイルを容器など移す時に、そーっと(ほんとにそーっと)流してみて「ポタポタ」落ちていくのが安いオイル。高いオイルは流量がかなり少なくなっても「ポタポタ」落ちずに流れます。
これは恐らく粒子が細かいためにそうなるんだと思います。私が使ったMOTULは安いわりには、そこそこポタポタ落ちずに頑張る感じ?(笑。
ベスパのミッションオイルの定量は、先に書いたとおり200ccちょっとですが、足らなかったり多すぎるのは良くないので、ベスパを平らなところに置きセンタースタンドを立て、オイル注入口から溢れるまで入れ、半日ほど放置してからボルトを締める。これが正しいらしい。
しかしせっかちな私は30分ほど放置してボルト締めちゃってますが・・・。
オイルのボルト締めるときは、ボルト・ケース共にアルミ製で軟らかいため、締めすぎると舐めます。
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これがオイルボルト。 |
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