第百二十章  時にはデチューンも・・・





毎日乗るようになって思うこと。それはリアサスが硬いすご〜く硬い。

ベスパを手に入れて早々に交換したサスですが、私の通勤路はずーっと工事中の道路で路面がたがた。鉄板だったりベコベコのアスファルトだったり。とにかく最悪の路面状況。

起伏したアスファルトに穴が開いたのか、家の風呂場についてるような排水口の蓋が付いてたりする・・・。

ちょっとスピード出してその起伏に乗ったりすると「ウィ〜ン!」とタイヤが空転してジャンプ。映画のカーチェイスみたいです。フルボトムして「バキッ!」と嫌な音を立てることもしばしば。

ずっと我慢してたんですが、最近シートのスポンジがへたってきて、お尻がしびれる。ということで、ノーマルに変えてみることに。

もともと付いてたサスに交換してもよかったんですが、記憶ではかなりへたっていた様子。フルボトムしてプラグキャップが当たるのも気分が悪いんで、ヤフオクで中古のP用を入手。

  

サスを外したところで記念撮影。

左から

ノーマル50S用。P用。ビチューボ。

長さはすべて同じはずなんですが、
50S用はへたっているのか1cmほど
短い。

50S用は古いタイプのスプリングで中央部分が膨らんでいる。それに対してP用はほぼストレート。ビチューボは上部・下部で硬さの違うスプリングの組み合わせ。

こうしてみるとビチューボの巻きはえらい少ない。それだけ硬いバネを使ってるってことでしょうか。

  

別角度から。

交換自体はキャブ外して車体ジャッキアップして難なく終了。ついでにエンジン各部の漏れをチェックしてみた。

  

排気部分。

もれた形跡なし。

  

インテーク部分。

もれた形跡なし。

  

シリンダーヘッド部分。

もれた形跡なし。

いやぁ優秀優秀。もれた形跡がどこにもない!これも組むときにプラハンでコンコン叩いてなじませた成果か。若干緩んでるボルトもあったので増し締めしておいた。

  

で、サスの交換は難なく終了。

赤いビチューボと比べると地味ですが
ほとんど見えないので気にしない。

さっそく試走してみましたが、ビチューボより若干車高が上がったか?約一センチほどでしょうか。ただこれは感覚的なものでなんともいえません。走行してみると、お尻を小突かれるような衝撃はなく、伝わる振動もマイルド

50Sのノーマルスプリングの時はフワフワしていつまでも揺れてた記憶がありましたが、それとは違います。数日間いつもの通勤路を走行してみましたが、明らかに具合がよい。

ビチューボのサスのエアーを抜いちゃうって方法もあったんですが、再度注入できないって聞いたことあるんで、もったいないのでとりあえず保管。

デチューンといっても、乗り心地は向上。長距離ランの疲労も減るかと思います。



  


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