第三十五章 俊足ベスパ計画 その11 エンジン載せ替え



 

ようやくここまで来ました。エンジン載せ替えです。

まず、昨日まで載っていたエンジンを降ろして、チューンUPしたエンジンに載せ替えます。エンジンを降ろすには、まずキャブレターを取り外す為にタンクを外し、続いてキャブレターを取り外します。

次にワイヤー類(クラッチ1本、ギア2本、ブレーキ1本)4本を取り外し、配線の収まったボックスの中にあるケーブル6本を抜けば、エンジンが取り外せる状態になります。

   

ブレーキプレートが邪魔で見えませんが
この裏にワイヤー類があります。

   

配線ボックスの中

キックレバーをたどっていったところに
付いているプラスチックの黒い箱です。

このケーブルは繋がれているケーブルの
色が違うので、メモっておかないとあとで
泣きます

最後にリアサスペションのボルト1本と、ボディーを貫通している長いボルト1本を抜けはエンジンは降ろせます。私は車体を寝かせて作業しましたが、ジャッキなどがあれば立てたままでも降ろせます。

ただし、これはエンジンをホイール、マフラーごとごっそり降ろす方法です。今回私はブレーキメンテナンスをしたので、ホイール、マフラーを取り外してからエンジンを降ろしました。

   

載せ替えエンジン(左:弐号)
降ろしたエンジン(右:壱号)

載せ替えエンジン(弐号)を入手したとき

「うわ!きったねぇ〜」

と思いましたが、降ろした私のエンジンも
同じくらい汚かったです・・・

尚、壱号のラストランは昨夜「天下一品」
ラーメン店です。

モノに感情移入するほうではありませんが、降ろしたときに「ご苦労様」って気持ちでした。しばらくはスペアで持っているつもりです。

このベスパに乗ってから、電気系トラブルで泣かされていることから、コイル、ポイント、コンデンサ等の電装部品は信用できる壱号のものを使います。

あとは降ろした順番と逆に組み立てて行けば終わりです。載せ替えで苦労したのはワイヤーを張ることくらいでした。これはワイヤーの先端がバラけていて、ワイヤーがストッパーの穴に入らず手こずりました。

キャブレター取付けの際に、アクセルを全開にしてもボディーに干渉しないか確認し、ミッションオイルを注入して作業完了です。

   

キャブレターチェック中

まれにボアアップキットをつけて干渉する
という噂を聞いて、念のため確認しました。

干渉しませんでした。

   

ミッションオイル注入中

オイルの注入には百円均一で買った
ソース入れを使ってます。

ホームセンターで買ったカストロールオイルを
入れましたが、随分と粘度が低かったです。

オイルにはこだわっていなかったので購入した
ものですが、次回の交換時はもう少し粘度が
高いものを探して入れようかと思いました。

サラッと組み立ててしまったように見えますが、電装系の交換と今回は話が長くなるのでカットしたトラブルもあったりで、6時間くらいかかってしまいました。3時間くらいと踏んで午後三時から始めたんですが、途中休憩をはさみ深夜に及んだ為テンパってしまい、写真を撮るのも忘れ作業に没頭してしまいました・・・

しかしこれで一通り作業完了です!次章でインプレッションをお伝えします。

 

 

  


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