第五十一章  シート交換



 

戯言でもお伝えしましたが、お気に入りだった旧型シートがまた裂け、ひび割れも多数あることからシート張替えをすべく各社に見積もりを取っていました。戯言でお伝えしましたが改めて。

全て張替えのみの作業で送料も含みます(あんこの加工はなし)。カラーは黒。パイピング加工。

A社。8,500円。納期10日〜二週間。3月中旬まで予約でいっぱい。
B社。21,000円。納期5営業日。即作業可能。
C社。12,600円。納期一週間。即作業可能。
D社。5,000円。納期一週間。即作業可能。(家の近くで見つけた家具屋さん)

各社に話を聞いたところ、D社を除きベスパのシート(旧型タイプ)の張替えのノウハウはあるようです。

しかし気になるのは価格納期です。

各社の基本料金(D社を除く)を見ると原付スクーターシート張替え"3,900円〜"などと言っておきながら"ベスパ"となると話は別のようで、いろいろと追加料金が加わりかなり割高です。また納期もその間乗れなくなることを考えると問題になります。

今のシートは"あんこ"を自分で入れ替えましたが入れたスポンジがダメダメだったらしく、あんこも潰れかなりお尻に負担が掛かってました。でもそこは好きなシートなんですから「尻をシートにあわせてやる!」って気合いで乗ってましたが・・・そろそろ限界・・・

   

側面がビリッと裂け、座面もひび割れ多数。

普通写真で撮ると綺麗に見えるもんですが
損傷が激しすぎる・・・

皮の潤いも皆無で、手で押すとパリパリ
音がします。
この状態でスポンジ入れ替えなんてしても、すぐにシートが破れると思うと交換する気になりません。それと一万円程度出してシートを張り替えても、フレームが錆びていることからどうしようか悩んでいました。

そんな時ヤフオクで新品パーツをかなり格安で出品している方が、社外品の旧型シートを出品していました。見てみるとなかなか出来が良さそうです。

価格は9,500円。即行で入札です!

誰もライバルはいなかったらしく、あっさり開始価格で落札できました。

   

かなりオリジナルに近い旧型シート。

色は黒として出品されてましたが、
ややブルー掛ってます。

以前乗ってたベスパのシートも
こんな色だった記憶があります。

旧型シートの特徴はなんと言っても
テール部分の跳ね上がり。

これが好きで旧型にこだわってます。

ではシートを比べて見ます。

   

側面

旧型シートとして売られているものの
中にはタンデムベルトが座面と同素材
の皮でできているものもあります。

これはオリジナルと同じビニール製。

タンデムベルトの中にはスチール板が
入っていて伸びないようになってます。

   

背面

スポンジが痩せていない分、やや厚みが
あります。

テールのPIAGGIOロゴはなし。

PIAGGIOロゴのないテールが寂しいので、こんな時のために購入しておいた"AQUILA"のロゴプレートを取り付けます。

もともとシートのテール部分には、ロゴを取り付けられるようにスチールフレームにが開いています。しかしこの穴の径・間隔が合わなかったため、新たにドリルで穴を開けました。

新品のシートに穴を開ける・・・残酷な行為ですがやっちゃいました。

   

無事取り付け完了。

ロゴプレートに付属していたのはリベット
でしたがシートを剥がして手入れすることも
考え、ビス止めにしました。

一応こだわって、マイナスビスを使用。

余談ですが"マイナスビス"は規格の関係で特殊なものを除き、もう新規には製造・販売されていないそうです。ただし一部アメリカなどでインチビスなどは未だに製造されているようです(東急ハンズ店員談)。

これからは金物屋でデットストックのマイナスビスを見つけたら"買い"ですね。

そしてもう一箇所、シートフロント部分には私には「もう貴方がないと生きていけない」状態のヘルメットフック(通称:コンビニフック)を取り付け、シートの下準備は終わり。

   

車体に取り付け作業完了。

うーん、シートが光り輝いて見えます!

スポンジが厚くなった分、ややシート
ポジションが上がりました。

座り心地はもちろん快適。お尻に優しい
です。

この交換には、普段車体の変化にはまったく気づかないも「シートきれいになったね!買ったの?」と反応あり。内緒でやるのは無理でした。ちゃんとあとで報告するつもりでしたよ!(笑


 

  


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