第六十四章  HPエンジン入手



 

ヤフオクで50HPのエンジンを落札。

   

勢いで落札しちゃいました・・・
今思うと結構な金額で落札したんですが、この出品のあと違う出品者さんが「50HP腰下」を出品されてて、その落札金額が15,000円超だったので、そう思うと妥当な金額だったのかな?と都合よく考えるようにしてます。

50HPといえば、ベスパシリーズでは最先端と呼ばれるエンジン。

さっそく中身を調べるため、分解に取り掛かります。まずはパーツクリーナーでひどい汚れを落とし、無難なところから分解していくことにします。

まずは手始めにフライホイール辺りからと思い、カバーを外すべくネジを外していきます。がしかし・・・

  

コイツが回らない・・・

固着してます。
こんなこと焦るほどのもんではありません。鼻歌歌いながらすっかり増えてしまった工具箱(四次元ポケット)から、ある工具を取り出します。

   

「ハンドインパクト〜!」
(ドラえもん風に)

これは、頭をハンマーで叩くと
その衝撃で先端につけたビットが
回転する、固着したネジを外すに
はうってつけの道具。

父に貰いました。
貰ってから一度も使った事がなかったのでいい機会です。さっそく固着したビスに滑りを良くするためCRCを吹きつけ、ハンドインパクトを当てがい、ハンマーで叩きます。

ガンッ!ガンガン!ガンッ!・・・ガンッ!・・・ダメです。ピクリとも動きません・・・

でもまだ焦りません。もしかしたら緩んでいるかも知れないと、スペシャル工具第二弾

   

「T型ドライバ〜!」
(名前は適当です)

これは先ほどのハンドインパクトの
先端をT型スライドハンドルに
セットしたもの。

両手で押さえつけて「エイッ」と
回すつもりです。

ハンドインパクトで少しでも緩んでいればこれで回るはずです。両手に体重を掛け押し付けながら回してみます。

メリッ・・・嫌〜な手ごたえです・・・

   

舐めました・・・

でもまだ軽症です。

ここでちょっと焦りだします。気を休めるべく一服し次の手を考えます。そこで思いついた第三弾はこちら。

   

「インパクトドライバ〜」
(電動)

私が所有する最高級工具。

こうなれば文明の利器です。これで回らなかったり、更に舐めたらもうドリルで揉みます。半分ヤケクソです。

ンガガッ!ンガッ!ンガガガガ!・・・だめか・・・と思った直後。クルッ♪・・・クルクルッ♪

   

やった。やったよ父さん。

外れたよ!

苦闘30分(うち休憩20分)ようやく外れました。しかし私は達成感でいっぱいです。あまりお酒は嗜みませんが、1杯いきたい気分です。でも最初から電動インパクト使ってればよかったんですよね・・・

しかしポジティブな私はハンドインパクトで少し緩んだところに電動インパクトでとどめを刺した!と考えました。T型ドライバーは無駄な攻撃でしたが・・・

って、たった一本のネジ外すのにページを割きすぎたので、続きは次章で。


 

  


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