第六十九章 ヘッドライトバルブ交換
前5章にわたり、またまたマニアックな話題になってしまったため、予てから気になっていたヘッドライトバルブの交換(お手軽作業)を行います。
周知の通り50Sの電装は6V。現在は12Vが主流ですから、それからすると電装関係はかなり非力です。それに加えて最近どうもヘッドライトが暗い。ローでは付いているか分からないくらいです。
切れているわけではないんですが、バルブを観察してみるとガラス面が黒ずんでいるので、予備のバルブと交換してみることにしました。
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左が古いバルブ。右が新品。 バックを白で撮影してみましたが 左のバルブのガラス面が黒ずんで いるのがわかるでしょうか? これはガラス面の内側が黒ずんで いるんです。どうにもなりません。 |
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ライトリム(縁の銀色の枠)が左の 写真のようにほぼ出てきたらライト の下に引っかかっているストッパー をずらせば、ライトがぽろんと外れ ます。 |
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ヘッドライトが外れたら、黄丸の 部分のフックを外せば反射板と ソケット部分が分離できます。 この状態だとライトリムがボディー に当って傷つく可能性があります。 気になる人はボディーにタオルでも 掛けておくといいです。 |
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次にバルブのガラス面を手でつかみ |
バルブを交換したら、バルブについている指紋を布などで綺麗に拭き取ります。これは手の油などが付いた状態でライトを付けた場合に、ガラスの表面温度が上がりすぎて破損するのを防ぐためです。
せっかくなので反射板の掃除もしておきます。あとは逆の順序で元に戻すわけですが。
ライトリムの上部に2ヶ所爪が出ています。これをボディーの欠き込みに合わせながらはめていきます。その際ライト下のステーがしっかりはまっているか確認しながら戻していきます。多少コツがいりますがステーを一番手前に引き出して徐々にヘッドライトをはめて行けば問題なくはまると思います。
最後にヘッドライトを固定するボルトを締めれば終わりですが、ボルトを締める位置によって照射角が変わるので、これはあらかじめどの程度のところで固定されていたか覚えておくといいです。
どうせなので以前入手した成川商会マニュアル通りの照射角の合わせ方をお伝えします。
まずタイヤの空気圧を指定通り(前1.25kg/cm2、後1.6kg/cm2)にします。次に車体を白壁などから5m離れた場所に止め、乗車してエンジンをかけます。ライトを付けハイビームにして少しアクセルをひねり、ライトが明るい状態にします。この状態で光軸の中心が白壁の地面から約90cmの高さになるように調整します。
と一応書きますが、私は適当に合わせてます。空気圧も少し高めで入れてますし・・・。
作業時間は反射板等の掃除も含めて10分程度です。
バルブ交換の結果ですが明るさは気が付くほどの変化はありませんね・・・。まぁこれは6V車の宿命と言ったところでしょうか・・・。
と諦めるにはまだ早い!
6Vのハロゲンバルブも販売されてますんで、近いうちに交換してみるつもりです。
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