第七十六章  屈辱のUターンの理由



 

本来この章では7/30〜31にhiroさんの主催で行われた「軽井沢ツーリング」での楽しい話題をお伝えするはずでした。

しかし実際に私が行ったのは、待ち合わせ場所へ向かう途中でのUターンでした・・・。

ツーリング一週間前のメンテでスピルが舐めていたことが発覚。下がその写真です。

  

そんなに重症とは思えないんですが
気分悪いもんです。

そしてツーリングで壊れなければいいとの思いで購入した「オートウエルド」。これはシリンダーヘッドにも使えるくらい耐久性に優れたエポキシ系のパテ(接着剤)です。

  

輸入元は(株)隆成コミュニティ

東急ハンズや大手ホームセンター
などで購入可能。

私はハンズで約1,500円で購入。

これを舐めてしまったスピル溝に塗って溝のを狭めます。

それともうひとつ行ったのはスピルの交換。今まで付けていたスピルはノーマルタイプ。これはスピルの角が斜めにカットされており、はめやすいんですが、舐めやすいともいえます。それを面の取っていないタイプの物に交換しました。

  

左が新しいスピル。
右が今まで付けていたもの。

面が取ってないってことがわかると
思います。

宇賀神商会で買うと170円。

私は急ぎで某有名ベスパショップで
900円も出して購入・・・

高すぎだよ!
面が取ってない分、溝への引っ掛かりが強いような気がします。

そしてオートウエルドが大体乾燥するまで約8時間(完全硬化時間は24時間)待ってから、余計に塗った部分をヤスリで削り、新しいスピルをはめました。

  

まだ若干隙間はありますが、
補修前よりは狭まっています。

ただこれの耐久性があるとは
思えません・・・。
これでスピルが舐める心配はとりあえず自分なりに解消できました。しかし順調と思っていたツーリング数日前、今度はフライホイールのあたりから「カラカラ」と音がし始めました。

これは正直、私をかなり不安にさせました。

 

フライホイルが高回転で回りだすと治まりますが、回転が下がりアイドリング時の回転数になるあたりで激しく「カラカラ」音がします。

フライホイルを固定するナットが緩んでいるわけではありません。いくらガッチリ締めてもこの音がするんです。不安になってフライホイルを外して、フライホイルの軸の部分を手で揺らしてみると、ごく僅かですがガタがきてます。この症状から察するに、クランクのベアリングにガタが出ているということでしょうか?

正直この時に夏ツーキャンセルが頭をよぎりましたが、すごく楽しみにしていたのは事実で、前日に戯言で決意表明も込めて「行く」と断言し、その日は眠りにつきました。

翌朝、トラブルの時に困らないよう「電動インパクト」(他工具多数)持参で朝6時半、待ち合わせ場所に向かいました。

当初順調と思われたのですが、トラブルを恐れていることもあり、だんだん「カラカラ」の音が大きくなっているような気がする・・・。そして頭をよぎるのはツーリング中の致命的なトラブル。こうなってしまうと心配でほとんど運転に集中できません。

それでも「行く!」と決意して待合せ場所に向かっているのですが、頭の中では"行く・行かない"の自問自答の繰り返し。そして致命的なトラブルを起こした場合の、週明け以降の仕事への影響などを考えた結果、中止の決断を下しました。

原因は私のメンテミスか、はたまた何かほかの原因か?

今のところ不明ですが、お盆休みを使って原因の追求を行うつもりです。尚、今のところ毎日ベスパで会社に通ってますがトラブルはありません。

 

 

  


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