第七十七章  アラーム付きワイヤーロック



 

戯言でもお伝えしましたが、7月中旬から通いで仕事をしています。

会社的にはバイク通勤NGだと思うんですが、電車で行くより早いし、何よりなので週のうち半分以上はベスパで通ってます。会社の駐車場に停めるわけには行かないので、近くの路地に青空駐車なのですが、困るのはヘルメットの保管。

社内に持ち込むわけにも行かず、近くの駅のコインロッカーにでも入れようと考えていたのですが、ロッカー代は一日300円。月に15日利用したとして4,500円、安くはありません。半年通うと新しいBUCOのヘルメットが買えてしまいます。

近所に個人商店(酒屋とかタバコ屋)でもあればお得意様になってあげて、頼み込んで保管してもらうってことも考えたのですが、オフィス街なので近くに個人商店は見当たりません。それと残業で深夜になってしまった場合困ります。

仕方ないので自転車用のワイヤーロックでヘルメットの盗難を防ごうと、ネットでワイヤーの細いロックを探していたところ、興味深いものを発見。

  

振動センサーアラーム付き
ワイヤーロック。

商品名「バイクウォッチ

価格は70cmワイヤーで4,300円。

こういったセンサーアラーム付きの鍵があることは知っていましたが、どれも高価な印象があって購入には至りませんでした。しかしこれは4,300円。はっきりいって安いです!

しかし、私もネットショッピング初心者ではありません。全て英語のパッケージを見る限り、こういう商品って大概"怪しい代物"で、すぐ壊れたり、ひどい時は初期不良。見た目より数段安っぽい商品が送られてくる。といったパターンが多いです。

心配なので「初期不良や故障の際の保証はしてくれるのか?」と電話で問い合わせたところ、保証書等は付けられないものの、初期不良の際には交換等の要望に応じるとの返事を口答でいただきました。

というわけでさっそく注文。対応は早く翌々日には到着しました。

商品代金4,300円+送料600円+代引き手数料300円×TAX1.05で5,460円のはずが、納品書には"値引き900円"とあります。意味がわかりませんが、安くなるぶんには文句はありません。

実際の商品の印象は、思っていた以上にしっかりした作りでした。

使用方法ですが、施錠してキーを抜いたあとに、下の写真の小さい赤いボタンを押します。するとボタンを離した瞬間「ピロッ!」とセンサースイッチONを知らせるアラームが一瞬鳴ります。

  

施錠部分のアップ。

左の小さいボタンがセンサーの
スイッチ。

右の大きい赤い丸はスピーカー。

LOWバッテリー警告灯つき。
この赤いボタンを押さないとセンサーはONになりません。つまり普通のチェーンロックとしての使用も可能とのこと。本体には単四電池3本を使いますが、施錠している状態では電池の蓋が開けられない仕組みになっています。まぁプラスチックの蓋を叩き壊されたら終わりですが。

で、重要なセンサー感度や警告音の音量ですが、センサーが反応した"10秒後"にアラームがなる仕組みになっています。最初それを知らずに施錠して揺らしてみたところ「なんだ鳴らないじゃん!やっぱり粗悪品じゃん!」と思った数秒後、けたたましい警告音が・・・。

尚、警告音は開錠しない場合20秒間鳴り続けます。警告音を止めるには鍵を挿しこみ、ロックを解除する必要があります。ロックの先端に電極がついており、それを外すことで警告音のスイッチが切れる仕組みです。

警告音の音量は充分です。部屋の中では耳を塞ぎたくなるほどうるさいです。これなら多少の雑踏の中でも鳴っていることが他の通行人にも認識されると思います。

センサーはどのようにして反応するのか分かりませんが、実際にヘルメットをつないで、ヘルメットを「そぉ〜っと」ではなく、普通に手で持ち上げワイヤーにテンション(振動)が加わるとほぼ9割の確立で鳴りました。感度としては充分な気がします。

もう少しアラームの応答速度が速ければ言うことないんですが、安物なので仕方がないのか。それから電池寿命は18ヶ月とありますが、そんな長いこと電池が持つ以前に、本体が壊れないか心配です。でも4,500円という価格にしては、よく出来ていると思いました。

ヘルメットをナイロンバックに入れて雨対策を行い、これで繋いでおけば、だいぶ安心して仕事に集中できます。それでも昼休みには見に行っちゃうんですけどね・・・。

それからシートに取り付けるコンビニフックで、鍵付きのものがあります。最初はこれつけちゃえばいいとも思ったんですが、このアラームロックが車体の盗難防止にも一役買っていると思われたため、今回はこちらを購入しました。


 

 

  


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