第九十一章  大バージョンアップ その6 ファーストインプレ編




さぁいよいよテストランです!
エンジンはキック二発で簡単に始動。しかしチャンバーのがかなりうるさい・・・。やっぱり排気漏れしてるみたいです。深夜なので近隣から苦情が出ないように、大通りに出て改めてエンジン始動。

キャブセッティングはとりあえず以前のまま。PJ17.5、MJ150、ニードルは中央。

アイドリングで異音がないことを確認し、いざスタート。

PJが薄いのか、アクセル開け始めはややもたつき気味。しかし回転が上がると同時に今までとは明らかに違う強烈な加速。これが136cc+レーシングクランクの威力なのか。特に2速の加速がすごい。

ハイテククラッチの感触は、明らかに以前より握りが軽くなりました。そして現時点では滑りはないようです。しかも切れが格段に良い!。こりゃ快適。

一応慣らしはするつもりなので、それほど回転を上げずに2→3→4速とシフトアップ。

一次減速2.54+ET3クロスミッションのギア比で100ccの時は、3→4速の時に50km/h以下だと4速での加速が少し鈍ってましたが、これは全く感じません。プラス36ccの余裕ってところでしょう。

しかし、キャブセッティングがダメダメ。←あたりまえ

1.アクセル開けはじめがもたつく(加速が鈍い)。回転上げずに走り出すとノッキングする。
2.中回転域での加速がもたつく。
3.全体的にガスが薄い。

あぁ〜またキャブセッティングの試行錯誤が必要なのね・・・(当たり前だが)。他にもチャンバー排気漏れ、リアブレーキの鳴き。などなど。

といっても悲観的な気持ちではなく、100に比べ強烈なパワーはちょっとだけ垣間見ましたし、クラッチの切れは文句ないですし、リアブレーキなんて効き過ぎて困っちゃうくらいです。

スピードが出るようになってブレーキの前後比率、フロント・リアを[4:6]くらいで掛けるようになってましたが、これだけリアブレーキが強烈に効くと[2:8]くらいになっちゃうかもしれません。

 

ところで、今章のタイトルを「ファーストインプレ編」としたのは、上記の問題点を追々ひとつずつ紹介していこうと思ったからです。

作業自体は現在(11月12日現在)ほぼ完了してるんですが、キャブセッティングは、まだ満足度7〜8割といったところでしょうか。このサイトをきっかけに知り合った方々にアドバイスを受けたりして時間があるときにいろいろ試してます。

   

超〜ピンボケですが、こんなふうに
夜にセッティングすることが多いです。

会社の往復がテストラン。帰宅後に
キャブの設定変更。って感じです。

左に転がってるのはタンク。

キャブセッティングについては私がほぼ満足!と思った時点で、奮闘記で紹介しようと思っています。

ところで10年ぶりのジャネ〜リのチャンバ〜。前章で「好みではない」と書きましたが、実際に付けてみるとなかなか良いかも?。しかしサイレンサー(シルバーの部分)がかなり下についているので、縁石など15センチ程度の段差で擦ります。すでに何度か擦ったあとが・・・。

   

このタイプのチャンバーにすると

「いかにもいじってます!」

って感じが微妙に嫌だったんですが
まぁこれはこれでありってことで。

今のところ良しとします。

それと今回の作業でひとつやってみたことが「パーツを組む時はプラハンで叩いてなじませる」これを、クランクケースはもちろん、シリンダー、インテークマニホールドとしつこくやったら、約二ヶ月経った現在、ほぼ緩みなし。もちろんオイルの吹き出しもなし。エンジン周りはきれいなままです。

以前クロスミッション取付けの際、絶対漏らないようにと気合を入れた割には、一ヵ月後はオイルの噴出しでべとべと。これが今回、全くありません。漏れが止まらないとお嘆きの貴方。試してみる価値はあります。

と言うわけで6章にわたってお伝えしてきた「大バージョンアップ」はひとまず完了とします。セッティング編については満足できたことから順に報告していくつもりです。

 

 

  


TOP | 当サイトの説明・注意 | ベスパ奮闘記 | 戯言 | PHOTO | BBS | Link | update