ぽいんと=コンタクトブレーカー
- 「contact breaker」の一部分⇒「コンタクトブレーカーのポイント(接点)」⇒「ポイント」と整備の現場で変遷してしまった、点火装置の構成部品名称。
- 「コンタクトブレーカー断接式フライホイールマグネトー点火方式」の略称でもある。
- 古いバッテリー点火方式でもポイントを使っていたが、点火の原理はかなり違う。
- スモールボディのポイントギャップ(間隔)は0.3〜0.5mmが一般的。
- ポイント面やヒールが磨り減ったり、スプリング部分が弱くなったら要交換。
- スモールボディのポイントは年式によってさまざまな種類が存在し、どれと交換すればよいのか悩むことも多い。
- 宇賀神商会では、外したポイントを郵送すれば、同じ物を販売してくれる。
- 点火の原理:
- 点火時期がくると、フライホイール内にあるカムがポイントのヒール部を押すことによって、ポイントが開放される。
- それによりバックプレート内の1次コイルが電磁誘導の原理によって、500〜750ボルトの電圧を持った電気を発電し、それがHTコイルに流れる。
- HTコイルはトランスなので、電圧を増幅(約100倍)させる代わりに電流を減らし(増幅の反作用とロス分)、それが点火電流となる。