第百二十四章  ついにPKフォーク化(フェンダー加工編)




さて下準備もできたところで、いよいよ車体からフォークを外します。

と、その前にセンタースタンドを立てた状態での前輪の浮き を確認しておいた。これは後々センタースタンドの高さ調整するときに参考にするため。 

    

まぁこんなもん・・・。
オイオイ!計測は?!

このあと計りました。

減ったスタンドゴムで25mm
の浮きでした。

あいにくこの日は雨。しかし今日を逃すとしばらく作業できないかも。仕方なくというか必然的に数ヶ月ぶりに「部屋の中」へ、ドックイン。

まずはメーターやらブレーキワイヤーやらを外す。外だったら汗だくですが冷房完備なので楽々作業。

   

でいよいよハンドルの根元の
ボルトを外す。

ところが固着していて緩まない!

仕方なく電動工具の力を借りた。

部屋の中で「ガガガガッ!」と
爆音轟かせ、ようやく外れる。

このボルトが緩めばハンドルが空回りするようになります。で、いよいよをひっこ抜くのですが。

    

ここまではすんなり抜けてくれたが
この先が抜けない!

無理やり抜いちゃっていいの?どうなの?

ってことで○●氏に電話で相談。

抜けるはずだよ。との回答をもらう。

抜けることは抜けましたが、シャフトを交わすギリギリぐらいまでしか抜けません。無理やり引っ張ると配線が千切れる恐れもあるので慎重に。

  

シャフト部分は特殊ボルト?で固定
されている。

特殊工具がなくてもドライバーなどを
当て、ハンマーで叩けば回ってくれる。

写真は欠き込み部分にドライバーを
当てているところ。

  

特殊ボルトは上下で共締めされているので
上から緩めていく。

このとき前輪が接地していた方が作業
しやすかった。

浮いているとフェンダーの自重でボルト
にテンションが掛かり、回りづらい。

このボルトが外れれば、ボディーを浮かせば前輪はスルッと抜けてくれる。しかし私のジャッキではそれほど高くジャッキアップできなかったので、前輪を外して抜いた。

フロントフォークを抜いたのは今回が初めてでしたが、構造的には自転車と同じ。そんなに難しいものではありません。ただ上下にベアリングが付いているので注意しました。

ベアリングが痛んでいると、玉がコロコロ外れてしまうこともあるらしいので。

  

抜けたところで記念撮影。

PKのドラムは改めて
でかいと実感する。

続いてフェンダーの加工に取り掛かる。50SとPKではフェンダーの形状も違うし位置も違う。これは現物合わせで加工・調整していく。

  

シャフトに対しての振れを確認
するためにテープでマーキング。

これを目印に加工していくことに。

何度もフォークを抜き差しする
のは面倒なので・・・。

  

仮合わせしてみると円で囲った
あたりを削る必要があった。

ボルト穴は黄点のところに空け直す。

カット(穴あけ)した部分は錆止めの
ためにタッチアップしておいた。

  

とりあえず加工が済んだところで
フォークに合わせてみる。

マーキングが少し左に振れてます。

が、右に振れてない限りボディー
には干渉しないので、よしとする。

この後、微調整してようやく取り付け。

  

PKフォークは三箇所での固定なので
新たに穴を空けて、三点止めとした。

純正はボルト止めですが、黒いビスが
あったので使ってみた。

このアングルだときれいに納まって
見えますが、反対側はかなり隙間が。

専用パーツではないので仕方ない。

ほんとだったら板金でもすればきれいに納まるんでしょうが、そんな技術は持ち合わせていないので、そのうちお願いしてやるつもり。ボルト穴も埋めたいんですがね・・・。

なお、フェンダーの右サイドにもボルトで固定するための穴が開いてます。これはPKも共通で、フォーク側にステーがあるんですが、位置がまったく合わない。

アルミステーでも加工して固定することも可能でしたが、三点止めが思った以上にしっかり固定してくれてそうなので今回は未取り付け。走ってみてフェンダーが緩むようだったら取り付けるつもりです。

これでとりあえず大きな山は越えたつもり。あとは付けるだけ?!楽勝なのか・・・?


おいおい何章かけるんだ?って感じですが・・・つづくのだ!



  


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