第百四十六章  シフトワイヤー切れで泣く 達成編




貫通してもゴリゴリのインナーワイヤーのみの交換を諦め、アウターも交換することに。

アウターは「ベスピーノを探せ」のテフロン入りアウターの記事を見て刺激され、実は二年前に買ってストックしてあった。

      

シマノの自転車用アウター。
購入金額は忘れました。

Unidyの袋に入ってたんで、おそらく
そこで買ったんだと思う。

エンドキャップは4個で100円。

今通っているアウターの長さが判らないので、インナーワイヤーの長さを参考に160cmで切る。それを二本用意。

      

もうひとつ用意したのは針金。

最初は切れないようにと1.2mmのものを
使ったが太くてイマイチ。

0.8mmのものを改めて百均で購入。

に交換する新しいアウターに針金を通してから、その針金を引き続き古いアウターに通していく。もう一本のアウターにも同じことを。

そして二本の針金を束ねて二本同時に交換できる状態にして準備完了。

アウター挿入は、私はやりやすそうなエンジン側から通すことにした。

      

こんな感じで新旧が繋がってます。
中には針金が通っている。

      

作業しやすいようにハンドルを
抜いてそこから先端を出しておいた。

多分こうしないとうまく行かない。

あとは針金をハンドル側から針金を引っ張ってアウターを入れ替える。引っ張って引っかかる場合は、エンジン側からアウターを押し出してみたらうまく行った。

      

引っ張り出し始めて序盤に、ボンゴさん
の言ってたカシメが出現。

      

で、想像より簡単にアウター交換完了。

きれいな新アウターがハンドル付け根
から顔を出す。

ここで引き出した旧アウターの長さを計り、同じ長さに新アウターをカット。長さは二本とも151cmだった。そして次にやっておいたことは二本のアウターの違いが判別できるように・・・。

これはよく見てみると判りますが、純正の場合二本のアウターのが違います。これはどちらがアップ側かダウン側か判るようにするためだと思う。

私の新アウターはどちらも同じ色。これだと後々面倒なのでスプレーで色をつけた。

      

先端から30cmくらいまで。

ハンドル側、エンジン側ともに
行いました。


さてはここからがメインイベント

インナーをハンドル側から通し、ハンドル内部のガイド(白いプラスチック)にアウターを納める作業。

私はこのガイドは取り外さずに、ハンドルに固定したまま行った。言葉だけではどうにも説明できないので、予備のパーツを使ってご説明。

      

ハンドル内部では写真のように
ガイドの「さや」にアウターが
納まるようになっている。

      

ここに写真のようにアウターだけ
納めようとしても至難の業だった。

      

そこでこのような順番で。

@「さや」にインナーワイヤーを収める。
 (写真の状態)

A太鼓をハンドルに繋いでしまう。

Bインナーワイヤーを頼りに、アウターを
 押し出し「さや」に納める。

アウターを押し出す際は、ハンドルとボディーの隙間に見えるアウターをペンチで掴み押し上げた。かなり想像力の必要な説明ですが・・・。

インナーだけ交換する際は、この「さや」から絶対にアウターが抜けないように作業すれば、インナー交換は超簡単でしょう。

やり方は簡単。インナーをハンドル側から挿入する際、ハンドルとボディーの隙間から見えるアウターをラジオペンチなんかで掴んで、気持ちハンドル側に押さえつけておけばアウターは「さや」から抜けない。

実はこれは●○さんから教わった。「便利な方法は広く伝えるべき」と、公開を許可してくれてありがとう。

シフトワイヤーが終了したところで、ついでにクラッチアウターの交換も行った。

      

アウターボロボロ・・・。

ここ以外にも被服破れ多数。
交換方法はシフトワイヤーと同様。

慣れたおかげで交換はスムーズに行えた。インナーの交換方法は52章にあるので割愛。ちなみにアウターの長さは148cmだった。

しかしレバーを取り付けようとして、あることに気付いた。

      

太鼓を嵌める穴が大きくなってる。

そりゃ毎日ゴリゴリされてる
わけですから。

レバーも消耗品ってことですね。


というわけで最後にワイヤー張って作業完了!

      

今まで触るのが嫌だったワイヤー類が
「いとおしく」なった。

アウターのストックがが足らなくて
できなかった、アクセルワイヤーの
交換もいずれやりたい。

やってみてわかったことは、想像していたより交換は簡単。むしろガイドにアウターを嵌める方が面倒。でも塗装なんかで全バラしてる人は、当たり前のようにこれやってるってことですよね。

未知の領域に踏み込んだことで、かなり達成感のある作業でした。




  


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