第百五十一章  SSハンドル化計画(パイプ加工編)




ウインカーの共周り問題も無事解決し、難関と思われるハンドルパイプの加工に取り掛かる。

パイプの加工はカットのほかに、ワイヤーを通す穴をできるだけ直線状になるようにして、シフトチェンジやブレーキ操作に影響のないようにすること。

       

加工前の写真。

このままだとワイヤーが
曲がってしまう。

写真中央の印をつけた穴の
端部を削る。

       

加工後。

穴を広げたことで、ワイヤーが
ほぼ一直線になった。

      

シフト側もご覧のように加工。

下が加工後。

       

穴を広げたおかげで、こちらも
ほぼ一直線に。

続いてはワイヤーガイドの加工。これがしっかりと合っていないとシフトチェンジとアクセル操作がスムーズにできない。

       

ハッチングしたところを削る。

これはプラなので削るのは
簡単。

       

何度も仮組みを繰り返し、
ようやく完了。


ここで各パーツが干渉しないかをチェック。

       

恐ろしく僅かなクリアランス。

でも何とか納まっている。

写真撮った時には外してますが
ライトもちゃんと納まった。

この先の作業(パイプカット)はプロにお任せしようと思ってたんですが、ここまで繊細なクリアランスだと、私の加工指示がよほど正確でないと何か問題が起きそう。

そこでパイプカットまでは自分で。と思ったんですが何で切ろうか・・・。

手っ取り早いのは機械工具なんですが、手持ちのサンダーは音がうるさいし、まっすぐ切れる気がしない。ナリワークスに行けば高速カッターがあるんですが、今日中に行くのは無理。

というわけで、何かないかと近所のホームセンターへ。そこで見つけたものは・・・。

       

配管なんかを切るための
パイプカッター。

1,000円也。替え刃も二枚で
300円とお手軽価格。

何mmの厚さのパイプまで切断可能。などと明確な表記はない。正直これでうまく切れるとは思いませんが、物はためし・・・。

       

ところがっ!

予想に反して、めちゃくちゃ
使えた。

ここまですんなり行くとは想像
していなかった。

ちょっと感動。

糸ノコでパイプを切ったことありますが、一箇所10分は掛かったと思う。しかもまっすぐ切るのは難しいし、汗をかくほど大変。しかしこれだと最初だけ注意すれば曲がって切れることはない。

しかも一箇所2分もあれば切れてしまった!

機械工具を使いこなす人から見ればバカバカしいかもしれませんが、マンションの部屋で作業する私にとって、多少手間と時間が掛かっても音が出ないというのは精神衛生上好ましい。

でも残念ながら、このカッターの構造上、欠き込みの入ったインナーパイプのバーエンドの部分は切れなかった。

       

と、今回の作業はここまで。

納まりもばっちりチェック
できたし、満足度は大きい。

このあとのバーエンドのカットと、溶接作業はプロにお願いすることにしました。加工していただいている間に、塗装の下地でも作っておきましょう。

だいぶ先が見えてきたぞ・・・。

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