第百六十六章 パンク修理剤の実力は?
7月のとある日。降水確率40パーセント。何とか持つかとベスパで出発。しかし予想が外れる。
激しい雨で視界が悪く、道路に落ちていた角材のようなものを後輪で踏んでしまった。
その瞬間「パンッ!」と破裂音。
何もこんな時にパンクせんでも・・・。仕方なく駐禁切られないような場所に駐車し、そこからタクシーに乗って用事を済ます。
用事を済ませる間、修理の方法をいろいろ考えた結果・・・。
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帰りにハンズでパンク修理剤
を購入。
ホルツ「タイヤウェルド(小)
」
ハンズでは一本1,008円でした。
予備も含め2本購入。 |
同封の説明書を読み、まずはタイヤに刺さっている釘のようなものを抜く。
抜いてみてその大きさにびっくり。
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でかっ!
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おっと・・・。比較するものを間違えた。正しくはこちら(笑。
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これでも充分大きい。
直径2mm、長さ5cmほどの
錆びた金属棒。
よくこんなものが根元まで
ズッポリ刺さったもんだ。 |
説明書によると、補修可能な穴は3mmまでとある。刺さったまんまの穴なら直径2mm程度。
ギリギリ行けるか?と半ば賭けで注入。注入後はタイヤがパンパンになるほど空気が入った。
しかし、気になるのは刺さった穴からムース状の液体(ゴムの樹脂)がジョボジョボと勢いよく吹き出ている。これで正常なのか判りませんが、説明書どおり急いで低速走行を開始。
説明書によると2〜3kmほど走行とありますが・・・。500m程走ったところで完全に空気が抜けた。
明らかに失敗
。
そこでまた考える・・・。諦めてベスパを置いて、一度家に帰るか・・・。
散々悩んだ挙句、二本目を注入してみることに。入れ終わって再び低速走行開始。さっきよりはいい感じ?と思ったところで、またズルズルとリアが・・・。
2000円使って1km走行。
どんだけ高い乗り物やねん!!
今回の結論。「パンッ」て破裂音がして一瞬にして空気が抜けた時は、恐らく風船がはじけるようにチューブも裂けているので効果はないのでは?。
「気が付いたら抜けてた」程度なら効きそうな気はする。(何の根拠もないですが)
そしてパンクしたチューブは、いずれ実験解剖してみるつもり。
仕方なく一度家に帰り、タイヤ交換セットを持ってある場所に・・・。
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終電間近なので人影もまばらな
新宿駅。
右のガラガラに乗ってるのが
タイヤ交換セット。 |
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00:30 出張タイヤ交換開始。
01:00 作業完了。
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作業中、自転車に乗った警官が近寄ってきて「職質されるか?」と思い、面白い返答を考えていたら、素通りされた・・・。
どうやら怪しくなかったらしい。
パンク修理剤は今回は失敗に終わりましたが、もしもの時わざわざ仕入れるのも面倒なので、いずれ車載しておこうと思う。それと前に資料だけもらって入会しなかった「AJライダースカード」の会員にもなっておこう。
後日「ホルツパンク修理剤」についてネットで調べてみましたが、効く効かないは五分五分の意見のようです。プスッと小さな穴が開いた時しか効果はない。といった印象ですかね。
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