第三十七章  プラグキャップ・プラグケーブル交換



 

一ヶ月半の間、かな〜りマニアックな話題だったため、今回はお手軽カスタムです。

俊足計画で載せ替えたエンジンには、純正プラグキャップと純正プラグケーブルが付いていました。プラグキャップが微妙にグラ付いていたので交換してしまいました。

   

NGKのプラグキャップ・ケーブルセット
バイクパーツ店で約1,700円。

約1,500円で黄色いケーブルのものが売って
たんですが、黄色いケーブルはちょっと・・・

NGKのキャップ・ケーブルセットの黄色・赤色ケーブルの違いは、プラグケーブルの色違いだけではありません。黄色のケーブルのほうのプラグキャップがプラスチック製なのに対し、赤色ケーブルのキャップはシリコン製とあります。手で押すとプニプニしてます。耐久性はどうなのか分かりません。

作業はまず、純正のプラグケーブルを外します。これはプラグキャップを辿っていくと、フライホイルの奥にあるHTコイルにケーブルが繋がっています。これはケーブルをねじれば抜けます。

   

これです。太いほうのケーブルです。

ちょっと手が入りづらいですが気合で回します。

防水のためのゴムキャップが付いていますので、
それを外してからケーブルを回しながら抜きます。

どうしても狭くて手が入らないという方は、
第24章でHTコイルの外し方を説明しています。

   

新旧プラグキャップ・ケーブル比較

上が純正、下が今回取付けるNGK。

NGKは赤い色がヤル気満々です。
ケーブルの長さはどちらも約50cm。

切らずにそのままつけられます。

ここでHTコイル側のネジが切ってある端子が錆などで汚れているようなら、CRC吹いてワイヤブラシで磨くといいです。端子の掃除が終ったら外した時と逆に、ネジ状の端子にプラグケーブル(あらかじめゴムキャップを通しておきます)を、回しながら付けていき、最後にゴムキャップをかぶせます。

プラグキャップをプラグに嵌める際は、プラグについているアルミのキャップを外す必要があります。これは手で回せないので、ペンチなどを使って回して、アルミキャップを外します。

   

左:アルミキャップが付いた状態。
 (ターミナルタイプ)

右:アルミキャップを外した状態。
 (ネジタイプ)

これでプラグキャップをプラグにかぶせれば完了です。簡単ですね〜。必要工具は、端子を磨かなければプラグレンチとペンチのみ。作業時間は端子磨きを入れても約10分です。交換後の火花は、私の車体では明らかに力強くなりました。

"良い火花"は快調なエンジンのための大事な要素です。アイドリングが不安定だったり、始動性が悪くなったときは、これが原因になることもあります。純正のプラグキャップは防水性がイマイチで劣化が早いので、交換してみるとよいかもしれません。

尚、今回取り付けたプラグキャップは「抵抗入り」というタイプです。これは点火の際に発生する"電気ノイズ"による電子機器への影響を低減するそうです。

いまどきの車やバイクはほとんどが"コンピューター"を積んでいることから「抵抗入り」が当たり前になってます。しかし、ベスパは"勘ぴゅ〜た〜"で走るバイクなんで「抵抗なし」でもいいんですが、私自身の電子頭脳に悪影響があっては困るので「抵抗入り」をチョイスしました。少しでも火花を強くしたいという方は抵抗なしプラグとプラグキャップ、超低抵抗プラグケーブルを組み合わせるといいかもしれません。



 

  


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