第百四十一章  まじめにキャブセッティング&小改造




10月末にマロッシのピストンリードバルブを入れ、とりあえず「焼きつかない程度」の適当なセッティングのまま、2ヶ月が過ぎた(笑。

適当なセッティングといえど、取り付け前に比べ格段に良くなっているのは確か。でもいくつか問題点が。

1.30秒ほどアイドリングしているとカブる。
2.アイドリングでカブらなくても、アクセル開けはじめでモタつく。
3.アクセル開度1/2程度のところで回転の上がり方が鈍い。
4.4速の時速60kmほどのところで微振動を感じる。それ以上回すと感じない。

以上四点。

1と2はパイロットジェットとエアーバルブの調整。3はニードルで調整することにした。4はもしかしたらメインジェットが濃いのかもしれない。

パイロットは一番手下げ。ニードルも一段薄く。メインジェットも一番手下げ。と全部下げてみた。TMの構造については割愛。詳しくは第54章を見て下さい。

言葉で書くとやったことはこれだけ(笑。最後にエアーバルブを調整して試走。

1と2の症状は大幅に改善された。でも一分ほどアイドリングさせておくと、やはり少しカブる。ただこれ以上パイロットを下げることは「全開→アクセルオフ」の時の焼きつきの原因になる恐れがあるのでパス。

実はやったことがあるけれど、アクセル開けはじめのトルクがなくてエンストしそうになった。

3はあまり改善が見られない。若干は良くなった気がする。これについてはもう少し詰めが必要か。

4の微振動はなくなった。今まではメーターを見なくても振動で「あ、今60kmくらいだ」と判るほどでしたが、それが全く気付かなくなった。加速も滑らかで車体が軽くなったような気がする。

点火時期も気になるところですが、全部弄っちゃうと訳がわからなくなるので現状のままとした。

それと今回エアーバルブの小改造を行った。

    

TMのエアーバルブは左側。
丸の付いたところにある。

写真は使いまわし。

これを調整するにはマイナスドライバーで行うんですが、車体に取り付け、エンジンをかけた状態で行うのは狭いところにドライバー差し込んで行うのでかなり調整しづらい。

    

そこでエアーバルブの先端に
ビスをつけて、手で回せるよ
うにすることに。

これがそのパーツ類。

バルブとビスに欠き込みを入れ、そこに回り止めの平板噛ませて接着。

    

完成後がコチラ。

接着はお得意のJBウェルド。

    

取り付けるとこんな感じ。

これで目一杯閉めこんだ状態。

手で楽に回せるようになった。

まぁセッティングが決まってしまえば滅多に弄るもんじゃないんですがね・・・。

でも満足さ!!。

 

  


TOP | 当サイトの説明・注意 | ベスパ奮闘記 | 戯言 | PHOTO | BBS | Link | update