第百五十三章  二度目のサイレンサーウール交換




去年の10月に交換したグラスウールですが、またパンパンと煩くなった。

警官に「うるさいよ」とのありがたいジェスチャーをいただき、その交番前で停車するのを避けていましたが、ようやく時間ができたので交換。

まずは分解画像から。前回の分解時と比べて見る方はコチラと一緒に見てください。

       

筒を外したところ。

外周は前回よりも汚れていない。

       

ウールをはがすと、汚れ方が
前回とは全く違うのがわかる。

前回はウール全体に汚れが付着、
今回は中心に巻いた部分のみ。

中心部以外は再利用できそうな
くらいきれいな状態。

      

前回はややウェットなカーボン
でしたが、今回はカピカピ。

しかも粉状になっている。

       

ステンレスウールをはがすと
鉄錆のような粉末が多数出た。

ステンレスウールが炭化?


しかしステンレスがこの温度で炭化するとは思えないので、おそらくステンレスウールが原因でカーボンが粉末状になった思われます。が真相は不明。

走行距離を測ってないんですが、感覚的に前回よりウールの持ちが悪かった気がするので、今回はステンレスウールは巻かないことにした。

       

今回使用するグラスウールは
キジマ製。

285mm×895mm×5mmで1,890円。

       

このグラスウールには片面に
ガラスクロスがついている。

今のサイレンサーウールの多くに
これはついているらしい。

このクロスを内側にして巻き込む。

       

巾を3cm、長さを15cmほどカットし
巻きつけた。

そして針金で縛る。

       

筒の固定にはブラインドリベット
ではなくタッピングビスを使用。

直径6mm×長さ16mmを使った。

       

固定した状態はこんな感じ。

リベットよりちょっとゴツイ。

でもほとんど見えないので
気にしない。

取り付け前は、ビスでは振動で緩んで抜けるんじゃないかと思いましたが、締めこむ時の感触では抜けそうな気はしない。

でも緩んだとき増し締めするにもサイレンサーを外す必要があるので、たびたび緩むようならリベットに交換するかもしれません。しばらく様子を見ます。

交換後はやっぱり静か。でもこれも長くはもたないんですよね・・・。今回はおそらく2,000km程度で交換となりましたが、これはどれだけ持つことやら。

交換前はかなりの視線を集めていた私のベスパ。視線を集めるチャンバー車に乗っている皆様、もしかしたらベスパが「カッコイイから」ではなく「煩いから」注目されてるのかも・・・。



交換時走行距離:22,146km。

 

  


TOP | 当サイトの説明・注意 | ベスパ奮闘記 | 戯言 | PHOTO | BBS | Link | update