第百七十六章  サイレンサーウール交換ほか




年が明けてようやく出来たメンテ。ナリワークスにて作業。

まずはサイレンサーウールの交換。現在の距離計3980km。前回の交換時は1695kmですから、2285q走行したことになります。

以下が前回交換時の「元巻きウール」(適当に命名)の感想。

 600km〜 ちょっと煩いなと感じ始める。
1500km〜 けっこう煩いと感じる。
2000km〜 アイドリングでも「カンカンと響く高音」がとても気になる。走行時ももちろん煩い。

それでも自分で巻くウールに比べ、音(高音)は控えめな印象。かつ距離的にも伸びたことから、自分的には満足できました。

というわけで、また同じ「元巻きウール」に交換。

      

交換前。

写真の様に全体的にカーボンが
浸透していた。

ちゃんと最後まで働いてくれた感じ。

しかし、なんだか焦げ臭いのが
気になった。

交換作業は前回と同様なので割愛。アウターパイプを固定するタッピングビス(153章)は8本中4本脱落していた。脱落の原因は二度の使用で穴が広がり、振動によって外れたんだと推測。

脱落したタッピングビスを踏んでパンク。って可能性は低いですが、やっぱり脱落は困るので元のブラインドリベットに戻した。

      

続いてはこいつを使って。

これは164章でも使用した
「ナッター」という工具。

12V化の時にガソリンタンク下に取り付けたレギュレーター。こいつが不良品だった。

しかしボディーに穴あけて、表からボルト、裏からナットで固定していた為、チャンバーを外さないとナットを固定できず共回りしてしまう。

滅多に交換するもんじゃないですが、緩んだ時に増締めするにも、わざわざチャンバー外すのは面倒。なので、ナッターでアルミナットをボディーに固定することにした。

      

元の穴を広げてアルミナットを
差し込みナッターで固定。

これで裏からわざわざナットを
押さえる必要はなくなった。

右寄り2ヶ所がレギュレーター用。
左寄りの1ヶ所はアース用。

      

術後の写真は撮ってないので
使い回しの写真。

位置はもちろん変わらず。

ナッターってほんとに便利ですよ。
発明した人偉い!


アルミナットなんで、スチールビスを強烈に締めこむと舐める可能性はありますが、そんなに締め込むものでもないので強度的には問題ないと判断。


ラストはボディカットだ!

以前付けたマロッシの「リードバルブ・インテークマニホールド」。これがサスを外してエンジンを上げ下げすると、インシュレーターが強烈にボディに干渉する(マニホールドの位置が上にずれるため)

交換時はとりあえず適当にボディの穴を広げたものの、それでもかなり干渉していた。これが干渉するとエンジンメンテをする時、かなり萎える・・・。

ので、まじめに穴を拡大。使用工具は「エアジグソー」だっ!もちろんナリワークスで借りたのだ!

      

さらに作業はA・C氏が担当。

はじめて使った工具なのに器用に
扱っていてちょっと尊敬。

おかげでバリバリ切れたぜ!

でもすごい騒音だぜ!

切断後はリューターでバリを落とし、錆止めタッチアップして完了。

これで現在気になる部分はかなり解消できた。これで他の作業もやる気が出ます・・・。


最後にスペース・工具を提供してくれたナリワークスと、お手伝いしていただいた友人達に感謝です。

やっぱり自己改造派として持つべきものは、良い友人、広い作業スペース、優れた工具ですね。

本当ににありがたい。

 

  


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